JaCVAMとは

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JaCVAM = Japanese Center for the Validation of Alternative Methods
日本動物実験代替法評価センター
事務局:国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 安全性予測評価部 第二室

JaCVAM事務局からの挨拶

国立医薬品食品衛生研究所、安全性生物試験研究センター安全性予測評価部 第二室(通称:JaCVAM:Japanese Center for the Validation of Alternative Methods)の室長として就任致しました小島 肇です。これまで日本メナード化粧品(株)総合研究所に勤務し、化粧品や健康食品の安全性評価に携わってまいりました。長年に渡り、化粧品、医薬部外品や特定保健食品の安全性評価に求められる変異原性試験からヒト使用試験まで、すべての試験法を経験するとともに、代替法の研究開発を長年のライフワークにしてきました。この経験を生かし、今後は日本の3Rsの発展に向け、努力する所存です。よろしくお願い致します。  さて、設立者の大野泰雄先生(国立医薬品食品衛生研究所 副所長)から、素晴らしいJaCVAMをいう名前を頂きました。この名称はEUにあるECVAM(European Center for the Validation of Alternative Methods)とよく似ており、Replacementを目的にヒト細胞の利用を中心とした代替法の開発、バリデーションと評価を行うという意味でも類似した施設にしたいと考えております。しかし、その財政基盤、規模などは本家に遠く及ばないものであり、まだまだ比較するのもおこがましい存在であります。ただ、国立医薬品食品衛生研究所 生物試験研究センターに支援体制が確立され、徐々に組織も整いつつある状況です。 JaCVAM活動のもう一つの使命は、Replacement以外にも、他の3Rsを強く意識したものでなければならないと考えております。その目玉がReductionを中心とした試験法のバリデーション、評価です。医薬品や化学物質の評価において、現段階では動物実験を用いず、代替法のみでのリスクアセスメントは不可能です。そこで、トキシコゲノミックスを中心としたo-mics、遺伝子改変動物などの手法を利用し、ヒト臨床評価法の整備による現試験法の改良が必要と考えています。これにより、実質的な実験動物数の削減を進めたいと考えております。 最後の一つ、Refinementは評価指標が難しく、感覚的な判断になりやすい分野ではありますが、客観的な指標の開発も重要な課題と考えています。  これらを多岐の試験方法において科学的に3Rsを推進することは、難しいと感じる一方、日本の研究者のレベルはECVAMやICCVAM(Interagency Coordinating Committee on the Validation of Alternative Methods)に寄与する海外の専門家に匹敵する、あるいはそれ以上であると実感しております。皆様のご協力のもとに、今年から、質量ともに、少しでもその差を埋めていき、名実ともに3極の国際協調体制を早期に確立したいと考えております。どうか積極的なご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

JaCVAM事務局 第二室長  小島 肇

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